
コラム
COLUMN屋根がついていて気軽に開放的な外の空間を楽しめて、おしゃれなイメージもあるインナーバルコニー。
とくに庭を設けることが難しい場合、貴重な外空間になります。 しかし、しっかり計画せずに作ると、ほとんど使わないスペースになってしまい後悔するなんてことも...。
そうならないために、今回はインナーバルコニーのメリット・デメリット、設置時に気を付けたい3つのポイントをご紹介!
インナーバルコニーのある家づくりをお考えの際は、ぜひ参考にしてください。
インナーバルコニーとは、2階以上にある、バルコニー部分が建物の内側に入っている屋根付きのバルコニーのことです。
外側に張り出すベランダよりも奥行きが取りやすく、室内と外の空間をつなぐことができます。
洗濯物を干すスペースとして急な雨で洗濯物が濡れてしまうのを防いだり、気軽に外で朝食やお茶などを楽しむセカンドリビング的な使い方ができます。
屋根があるため、小雨程度であれば洗濯物を外で乾かせます。
部屋干しを避けたい人にとって、インナーバルコニーはおすすめの設備です。
家の中にいる時と同じ居心地のまま自然の光や風を直接感じることができます。
また、室内から外に向かってインナーバルコニーの床スペースが続くので、広く、開放的な空間になります。
インナーバルコニーは建物の内部に設置されているため、一般的なバルコニーの様に外観が崩れることはありません。
現代的でおしゃれな外観を実現したい場合は、インナーバルコニーを採用するのがよいでしょう。
インナーバルコニーのメリットについてご紹介しましたが、一方でデメリットにより後悔してしまったという事例も少なからずあります。
インナーバルコニーを作ると、その分他の部屋を狭くする必要があります。
他の部屋のレイアウトも考慮して、インナーバルコニーの広さを検討してみましょう。
通常のバルコニーと違い、インナーバルコニーは住宅の延べ床面積の一部にあてはまるので、固定資産税が発生します。
また、屋根や防水加工、断熱材などの設置、メンテナンス費用も必要なため、通常のバルコニーと比べてコストが掛かります。
インナーバルコニーは屋根があるため、隣接する部屋に日光が入りにくくなってしまいます。
天窓を設置するという方法もありますが、作る前に部屋の明るさや、採光方法について検討する必要があります。
最後にインナーバルコニー設置時に気をつけたい3つのポイントをご紹介します。
せっかくインナーバルコニーを作ったのに使わなくなってしまったとならないように、ここまでのメリット・デメリットと合わせて、しっかり押さえておきましょう。
インナーバルコニーを使って何をしたいか明確にしましょう。
目的・必要性についてよく検討し、不便さを感じないように動線を意識しましょう。
何も対策を講じないと、近隣の同じ階から丸見えになってしまいます。
高めのフェンスを設けるなどして、ストレスを感じない空間に仕上げることが重要です。
インナーバルコニーに置きたい家具・小物が決まっている場合は、その収納まで考えておきましょう。
隣接する部屋やバルコニー内に専用の収納を設けると便利です。
今回は、インナーバルコニーのメリット、デメリット、設置時に気を付けたい3つのポイントについてご紹介しました。
失敗しないインナーバルコニーのポイントは「こんな風に使いたい、あんな風に使いたい」と具体的なイメージを膨らませていくことです。
キママプラスで、おしゃれなバルコニーにある、「らしさ」をプラスした家づくりを一緒に考えていきましょう!