
コラム
COLUMN9月1日は「防災の日」地震や台風、それに伴う停電などの自然災害のリスクが日々高まる中。
日頃の備えがますます重要になっていることを感じている方も多いのではないでしょうか。
特にお子さんがいる子育て世帯では、「もしものとき、家でどう過ごすのか」も大事な視点です。
今回は防災の日より少し早めの、8月のいまだからこそ"家の防災力"を見直すきっかけになる、家族で確認したいチェックポイントをご紹介!
自宅で備えておいておけることや、子どもと一緒に考えておきたいことも!
この機会に、家族みんなで防災意識を高めていきましょう!
災害が起きたとき、家族と『どこに避難するか』話し合ったことはありますか?
近くの避難所に行くのが一般的ですが、近年は自宅で過ごす『在宅避難』を選ぶ家庭も増えてきています。
特に小さなお子さんがいる子育て世帯では、避難所での集団生活に不安を感じるケースも少なくありません。
生まれたばかりの赤ちゃんがいれば、授乳や夜泣き、プライバシーの確保など、避難所での生活は現実的に難しいことも...。
一方で在宅避難を選んでも、「本当に家で安全に過ごせるの?」という不安もありますよね。
だからこそ、改めて家族で考えたいのが、災害が起きたとき、自宅でどれだけ安全に、安心して過ごせるか。
それが、今大事な「家の防災力」です。
災害時に自宅で安全に過ごすために欠かせないのが「自助」という考え方です。
自助とは災害が起きたとき、まず自分と家族の身の安全は、自分(家族)で守るということです。
自助ができていることで、地域の人たちと協力する共助や、消防や自衛隊などの行政機関による公助につながり、災害時の被害を最小限に抑えることができます。
大地震が発生すれば家具は倒れるものだと想定しておいた方がいいです。
寝室や子ども部屋には大きな家具を置かないようにし、壁にしっかり固定するようにしましょう。
壁を背にした家具は前方に倒れるので、ベッドや布団は家具の高さ分、離すように設置するのがポイントです!
いつ起こるかわからない地震や台風などの大きな災害は、電気やガス、水道などのライフラインが止まってしまったり...
道路が水没すれば物流も機能しないため、最低でも3日、できれば1週間分くらいは常に備蓄しておきましょう。
また、水は飲料水以外にも、災害時トイレを流す生活用水などとしても必要になるため、日頃から水を備蓄したり、お風呂に水を張っておくなどの備えも大切です!
「在宅避難だから、持ち出しバッグはいらないのでは?」と思ってしまうかもしれませんが、それは大きな誤解です。
自宅で過ごせなくなるという可能性、避難所への移動が必要になるケースも災害の大きさや自宅の場所によって考えられます。
そのような"いざ"というときに、すぐに持ち出せる準備があるかは大切なポイントです。
懐中電灯や充電器、常備薬や衛生用品、簡易トイレや家族分の飲み物や軽食など、赤ちゃんがいる場合はおむつやミルクなどのアイテムも必須になります。
また、災害時は停電が長引く可能性もあるので、モバイルバッテリーや電池式のLEDランタンなども用意しておきたいですね!
首相官邸の公式サイトでは「災害の備えチェックリスト」が公開されています!
印刷して家族で話し合いながら準備してみると、漏れなく備えられるのでおすすめです。
▶【首相官邸】災害の「備え」チェックリスト(PDF)
https://www.kantei.go.jp/jp/content/000111250.pdf(2025.07.14現在)
フェーズフリーとは平常時も、災害などの非常時も問わず利用できる商品やサービスのことを指します。
缶詰やレトルト食品、モバイルバッテリーなどは普段の生活でも食べたり、使ったりする便利なアイテムですよね!
平常時も使えるものを選ぶように意識してみることが、日常生活の中で使い慣れるため、いざというときスムーズに活用できます!
フェーズフリーの考えも意識しておくことで、『備える』ということへのハードルも下がります。
在宅避難を基本に考えていても、家族が別々の場所にいることを想定した備えが大切です。
火災が発生し一時的に避難が必要になることもあれば、子どもが学校や習い事、親が会社などにいるときに被災する可能性もあります。
自宅での備えと合わせて、離れた場所で被災したときどうするのかを家族みんなで考えてみましょう。
災害時には、スマートフォンがつながりにくくなることもあります。
そんなときに備えて、家族であらかじめ連絡手段を話し合っておくことが大切です。
例えば、家族用の緊急連絡グループを作成しておいたり、「災害用伝言ダイヤル(171)」を活用するのも一つの方法です。
171では、自分の電話番号を使って伝言を録音・再生することができ、離れた場所にいる家族とも間接的に情報を共有できます。
災害が起きたとき、慌てずに安全に行動できるように、事前に避難ルートや集合場所を家族でしっかり話し合っておくことも大切です。
普段から家や学校、職場などから最寄りの避難場所までのルートを確認し、複数の経路を把握しておくと安心です。
また、災害時には避難所が混雑したり、危険な場合もあるため、家の近くや安全な場所での集合場所も決めておくとスムーズに家族が集まれます。
自治体のホームページや国土交通省のハザードマップポータルサイトなどから、防災マップやハザードマップを入手し、避難場所や避難経路を事前に確認しておくこともおすすめです。
これにより、連絡がつかない場合でも落ち合える場所が明確になります!
子育て世帯の防災の備えは、お子さんと一緒に取り組むのが大切です。
いざという時、落ち着いて行動ができるように、避難先や連絡方法、さまざまな状況を想定して分かりやすく伝えることが必要になります。
日常の中のさまざまな工夫で少しずつ伝えておくことで、子どもも防災知識を自然と身につけることができます!
在宅避難で大事なのは家族の意識や、備蓄などの準備はもちろんですが、家そのものの性能も非常に重要です。
家が被害を受けてしまえば、安全な在宅避難はできません。
特に地震の場合は住宅の耐震性能や、構造の安定性が家と家族の命を守る要になります。
耐震等級3(最高等級)を満たしている家であれば、巨大地震が発生した際の倒壊リスクも大きく減らすことができます。
ほかにも停電時の電力確保になる、太陽光発電や蓄電池の備え、台風など雨風から物を守る屋根付きのバルコニーや、土間収納がある家づくりも家の防災力を高める要素になります。
ここまで家の防災力として、必要な取り組みや家のポイントをご紹介しました。
ですが...どれだけ備えたとしても自然災害の被害を100%防ぐことはできないのが現実です。
万が一、地震による損壊や建て替えが必要になる事態に備えるには「地震建替保証」など、家そのものに対する保障も、これからの住まい選びの大切な視点のひとつです。
今後30年の間に、首都直下地震は70%、南海トラフ地震は30%の確率で発生するとも言われており、地震保険の付帯率は、2003年度以降21年連続で増加しています。
もしも全壊してしまった場合、地震保険では建物価格(時価)の半額までしか保証されず、建て替え費用は自己負担になります。
ですが、キママプラスでは家を建てた後もお客様に安心して暮らしていただけるように、お客様の自己負担がゼロ円となる保証をご用意しています。
国の定めた基準を上回る保証で、家を建てた後、万が一の地震にも安心です。
地震立替え保証+地震保険で「立替修繕費用の保証」+「地震保険の保険料」の両方を受け取れます!
家そのものへの保障を備えることで、"住まいの安心"もぐっと高まります。
災害はいつ起こるか分かりません。
特に小さなお子さんがいる子育て世帯では、「どこに避難するか」「家で過ごせるのかどうか」は命を守るための大切な判断になります。
今回ご紹介したように、在宅避難という選択肢を考えるうえで大切なのは、「自宅で安全・安心に過ごせる力=家の防災力」です。
日頃の意識や備え、家そのものの性能や保証まで含めて、「わが家は大丈夫?」と家族みんなで確認する時間をこの機会にぜひ作ってみてください!