コラム
COLUMN
みなさんは、一戸建てには、マンションやアパートなどの集合住宅とは違った防犯対策が必要なことをご存じでしょうか。
今回は、一戸建ての防犯対策について、とくに防犯カメラを使用するメリットと注意点、設置場所についても解説します。
まず、マンションと比べて一戸建ては空き巣に狙われやすいです。
令和4年の侵入窃盗発生場所別認知件数は、マンションやアパートなどの共同住宅では4,453件、それに比べて一戸建住宅では12,071件と、圧倒的に一戸建てでの侵入窃盗が多いです(図1)。
マンションのドアは一戸建てに比べて高い位置にあり、窓の数も多くありません。
さらにエントランスや管理人の在中などの防犯対策があるため、空き巣被害が一戸建てに比べて少ない傾向にあります。

図1:警察庁 すまいる防犯110番 https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki26/theme_a/a_d_1.html (参照 2023-11-02)
マンションやアパートなどの集合住宅は、管理費があるため、管理人や、防犯カメラの設置、警備会社を利用することもできます。
それらの手続きに関しても自分で行う必要はありません。
しかし、一戸建ての場合、管理人は自分です。
管理費というシステムが存在しないため、防犯対策を自分で負担して行う必要があります。
だからこそ、一戸建ての防犯対策を知っておきましょう!
ここからは一戸建てにおすすめの防犯対策をご紹介します。
防犯対策1つ目は、フェンスや塀などの設置です。
外からの視線をカットするのに、フェンスや塀は非常に役立ちます。
注意点としては、家を完全にフェンスや塀で囲ってしまうことです。
これは閉鎖的で、空き巣にとっても、一度敷地内に侵入してしまえば、身を隠しやすい状態になります。
フェンスや塀は庭に面した部分や、路に面した部分だけ、など場所を決めて使用するのがおすすめです。
防犯対策2つ目は、戸締りを徹底することです。
戸締りは当たり前だと思っていても、ゴミ出し回覧板を届けに行くなど、「すぐ戻るから」とついつい窓や玄関ドアの戸締りをせずに家を空けてしまうことはありませんか。
先ほどご紹介した侵入窃盗発生場所別認知件数内でも、一戸建て、マンション(3階以下)どちらも50%以上が「無締り」が原因で侵入窃盗が起きています。
家を空けるときは、どんなに短い時間でも戸締りを徹底するようにしましょう。
防犯対策3つ目は、防犯カメラを設置することです。
最近はマンションやアパートなどの集合住宅に住んでいない方でも、家に防犯カメラを設置するケースが少しずつ増えています。
この後は防犯カメラを設置するメリットや注意点についてご紹介します。

一戸建てで防犯カメラを設置するメリットは「犯罪の抑止力」になること、いざという時に「証拠映像として記録できる」ことが挙げられます。
とくに、見える場所に防犯カメラが設置されていると、それだけで防犯意識の高い家をアピールでき、犯罪の抑止力になります。
万が一事件やトラブルなどが発生してしまった場合も、証拠映像として記録できるため安心です。
先ほど一戸建ての防犯対策として、防犯カメラを設置するメリットについてご紹介しました。
ここからは、防犯カメラを設置する場合の注意点についてご紹介します。
防犯カメラを設置する場合の注意点1つ目は、ダミーの防犯カメラです。
防犯カメラは高価なため、ダミーの防犯カメラを使用することもあります。
ですが、一戸建ての防犯対策にはおすすめしません。
不審者がダミーの防犯カメラだと見破った場合は、余計に狙われる可能性が高まります。
もし、ダミーの防犯カメラを使用する場合は、本物の防犯カメラと合わせて設置するようにしましょう。
合わせて使用することで、見た目の防犯対策だけでなく、もし何かあっても防犯カメラが機能した状態になります。
防犯カメラを設置する場合の注意点2つ目は、防犯カメラの位置です。
防犯カメラと取り付ける高さによって、映る範囲が大きく異なります。
最低でも3メートル以上に設置し、カメラの付近に台など、登れば届いてしまいそうな大きさの物は置かないようにしましょう。
4メートル以上に設置すると、いたずら防止には有効ですが、カメラの真下を映せないため、防犯カメラを複数使用して死角をなくす必要があります。
防犯カメラを設置する場合の注意点3つ目は、プライバシーへの配慮です。
防犯カメラを設置する目的は、あくまで自宅の防犯であることを踏まえて、カメラの角度や画角を設定するようにしましょう。
近隣住民への配慮を忘れてしまったことで、トラブルや法律に抵触する可能性もあるため、事前に確認しておきましょう。

ここまでご紹介した防犯カメラのメリットや注意点を踏まえて、設置場所を考えていきましょう。
玄関に防犯カメラを設置することで、ピッキング行為、ピンポンダッシュや不法投棄などのいたずら行為から、押し売りなどの悪質なセールス販売にも対策ができます。
近年、車や自転車のパーツを狙った犯行によって、盗ったものをネットで簡単に販売できてしまいます。
通学路に家がある場合は、子どものいたずらも心配です。
駐車場や駐輪場全体を映せる広画角の防犯カメラで対策をしましょう。
掃き出し窓は採光や、掃除のしやすさなどのメリットが魅力ですが、一方で空き巣に狙われやすいというデメリットもあります。
通りから見える位置に防犯カメラを設置して対策をしましょう。
勝手口は死角になりやすく、侵入経路に利用されてしまうことがあります。
勝手口のドアを換気や利便性のために施錠していなかったり、少し開けたままにしている場合は特に注意が必要です。
施錠することはもちろん、防犯カメラを設置して死角をなくす対策をしましょう。
今回は一戸建ての防犯対策として、防犯カメラのメリットや注意点、設置場所についてご紹介しました。
防犯カメラの設置以外にも、普段から意識して戸締りをするなど、小さなことでも防犯対策になります。
ぜひ、住まいの防犯対策について考えてみてください。