子どもの「片づけない...」を減らす家づくり|収納と動線の考え方

2026.07.01
子どもの「片づけない...」を減らす家づくり|収納と動線の考え方

夏休みが近づき、家での子どもの過ごし方も少し変わってくるこの時期。

子どもが家で過ごす時間が増えることで、リビング周りの物が増えたり、片付けのタイミングが追いつきにくくなったりと、少し慌ただしさを感じるご家庭も多いのではないでしょうか。ランドセルや水筒、学校のプリント、この時期ならではのプールバッグなど... 気が付くと子どもの持ち物だらけのリビングに。

そしてつい、「片づけて〜」と声をかける場面も増えてくると、毎日のように同じやり取りに少し疲れを感じてしまうこともあるかもしれません。子ども自身が片付けを意識することも、もちろん大切です。

しかし実は、片づけやすさは「収納の作り方」や「家の動線」によっても大きく変わります。特に子育て世帯の家づくりでは、収納量を確保することはもちろん、日常の中で無理なく片付けができる収納や動線になっているかも大切なポイントです。

今回は、子どもの「片づけない...」を減らすために考えたい、家づくりの収納と動線のポイントについて詳しくご紹介していきます。



子どもの物が散らかりやすい家の共通点

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子どもの物が散らかりやすい家では、「とりあえず置き」が習慣になってしまっているケースが少なくありません。お子さんが帰宅後、ランドセルや水筒をリビングやダイニングへ「とりあえず置き」してそのままにしてしまう...。そんな場面はありませんか?

最初は「あとで片づけるんだろうな」と思っていても、宿題をしたり、遊んだり、別のことをしているうちに、気づけば置きっぱなしになっていることもあるはず。そして気が付くと、テーブルの上から、ソファ、椅子、床へ...「とりあえず置き」する場所が広がっていくこともあります。

また、リビングやダイニングは、親子の会話や家族のつながりが生まれやすい空間のため、自然と子どもの持ち物が集まりやすくなります。こうした状態が続くと、なんとなく散らかっている状態が当たり前になってしまうこともあります。

そのため、「収納はあるのになぜか片付かない」という悩みにつながってしまうことも少なくありません。


「片づけなさい!」が増える原因は、収納不足だけではない

「収納スペースは十分に作ったはずなのに、なぜか片付かない...」 そんな悩みを感じるご家庭も少なくありません。実は、家の中が散らかってしまう原因は、単純に「収納が少ないから」とは限らないのです。

①収納があっても、物は散らかる

たとえ収納スペースが十分にあったとしても「使う場所」と「しまう場所」が離れていると、物は自然と出しっぱなしにしやすくなります。これは「片づけていない」というよりも、その場所に置いておく方が日常の動きに合っているためです。

②片付けの動線が複雑だと、片付けがやりにくい

子ども部屋に収納スペースをしっかり確保していても、実際にはリビングに「とりあえず置き」されてしまう...。

例えば、小学校低学年のお子さんの場合、帰宅後にランドセルなどの学校の荷物を、自ら部屋まで持っていき、片付けるところまでを習慣化するのは、まだ難しいこともあります。そのため、まずはリビングへ「とりあえず置き」する流れが定着しやすいです。

別の部屋へ移動する、収納を開ける、物をしまう、部屋に戻る、これらの動きが増えれば増えるほど片付けのハードルも高くなります。 これは子どもに限ったことではなく、大人でも動線が複雑になると、「あとでやろう」と後回しにしてしまうことがありますよね。

子どもにとっては、こうした動きの負担がさらに大きくなりやすいのです。



子育て世帯が考えたい、片付けのための収納と動線のポイント

ここまでお話してきた通り、片づけやすさは収納量だけではなく、収納場所や動線の作り方によって大きく変わります。

では実際に、子育て世帯はどのような工夫を取り入れると良いのでしょうか。

  • ①子どもの動線に合わせて収納を考える
  • ②子どもが自分で片づけられる収納にする
  • ③子どもの成長に合わせて考える



①子どもの動線に合わせて収納を考える

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収納計画を考える際は、「子ども部屋にまとめて収納する」という考え方だけにとらわれないことも大切です。「何をどこにしまうか」だけではなく、普段お子さんが家の中でどのように行動しているのかを考えてみましょう。

例えば、ランドセルや学校のプリントはリビングやダイニングの近くに収納スペースを設けたり、習い事の道具は玄関や土間など出し入れしやすい場所にするなど、実際の生活に合わせて収納場所を分散させた方が使いやすいケースもあります。

まずは、お子さんの行動・動線の流れを把握し、その動きに合わせて収納場所を考えてみましょう。

②子どもが自分で片づけられる収納にする

子どもの行動に合わせて収納場所を決めたら、次に考えたいのが「子ども自身が使いやすい収納になっているか」です。どれだけ、動線を意識した場所に収納を設けても、出し入れがしにくかったり、片付けるまでに手間がかかったりすると、使わなくなってしまいがちです。

例えば、高い場所や奥まった場所に収納を設けると、踏み台が必要になったり、手を伸ばさないといけなかったりと、手間が増えるため、小さなお子さんにとっては出し入れが難しくなってしまいます。

収納づくりのポイント

扉や棚を開け閉めする収納よりも、「置くだけ・掛けるだけ」で完結する収納の方が使いやすい場合もあります。

例えば、ランドセルは棚の中にしまうのではなく、専用ラックに置くだけにしたり、毎日使う帽子や上着などはハンガーに掛けて収納するのでなく、フックに掛けるだけにすることで、片付けの負担を減らすことができます。

また、学校から持ち帰ったプリント類がランドセルの奥底にぐちゃぐちゃに...なんてこともありませんか?「帰ったらまずここへ出す」と決めたトレーやファイルボックスを用意しておくことで、親子で確認しやすくなります。

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さらに、収納場所にラベルやイラストを付けておくと、「どこに戻せばいいのか」が分かりやすくなり、小さなお子さんでも片付けに取り組みやすくなります。お子さんの年齢に合わせて、イラストや写真を使ったり、読めるようになってきたらひらがなやカタカナ、漢字を取り入れたりするのも良いでしょう。

なるべく手間がなく、お子さんが自分でできる方法を採用してみましょう。

そうすることで「片づけなさい」と声をかけなくても自然と片づけられる習慣が身につきやすくなるはずです。

③子どもの成長に合わせて考える

子どもにとって使いやすい収納は、成長とともに変化していきます。

小さい頃は親の目が届くリビング近くの収納が便利でも、成長とともに自分の部屋で管理した方が使いやすくなることもあります。実際に、「子どもが小学校低学年のうちは、リビングで管理、自分で宿題をする習慣が身についてからは、子ども部屋で管理するように移行する」というご家庭も少なくありません。

収納場所のポイント

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子どもの成長とともに生活スタイルは変化していくため、最初から収納場所を固定しすぎるのではなく、将来的に使い方を変えられるようにしておくことも大切です。

例えば、お子さんの収納や勉強スペースを兼ねたスタディスペースを、リビングの一角に設ける場合も、成長後は家族みんなが使えるワークスペースや読書スペースなどとして活用することができます。

また、子どもの成長に合わせて収納する物や使い方も変化していくため、収納家具の配置を変えやすくしたり、将来的に収納の用途を変更できるようにしておいたりすることも大切です。

子どものためだけに考えるのではなく、家族の将来の暮らし方まで見据えた計画が、長く使いやすい快適な空間づくりにつながります。



「片づけなさい!」を減らす工夫を家づくりで叶える

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家事や育児に忙しい毎日の中で、片付けに追われる時間や「片づけなさい」という声かけを少しでも減らすことができれば、家族との時間にもゆとりが生まれます。子どもの成長や家族の暮らし方に合わせた収納や動線を考えることは、毎日の暮らしをラクにするだけでなく、長く快適に暮らせる住まいづくりにもつながります。

キママプラスでは、子育て世帯が暮らしやすい住まいを考える上で大切な「収納」や「動線」にもこだわった住まいづくりをご提案。

朝ごはんの準備や洗濯、掃除、子どものお世話に片付け...毎日の家事や育児に追われる時間を少しでも減らして、家族との時間、自分自身の時間も大切にできる暮らしを目指しています。お子さんの成長や家族の暮らし方に合わせた住まいづくりを考えている方は、ぜひご覧ください。

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まとめ

子どもが片づけない原因は、性格や習慣だけではありません。収納場所、動線、収納方法が暮らし方に合っていないことで「とりあえず置き」が増えたり、片付けを後回しにしてそのままになってしまったりすることもあります。

だからこそ、子育て世帯の家作りでは、収納の量だけではなく、お子さんの行動や成長に合わせた工夫が必要になります。子どもが無理なく使える収納を考えることで、自主的に片づけやすい環境が整います。

「片づけなさい」と繰り返さなくても、自然と片づけやすい。

そんな環境を家づくりで整えることも、子育て世帯の住まいづくりでは大切な視点のひとつなのではないでしょうか。

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